英雄と凡人

3年半前に地デジにかこつけて ままかりフォーラムで行われていたデオデオのフェアーで大型の液晶テレビを購入した。金利無料フェアだったので月1万円で2年払うと37型、3年払だと42型で当時は珍しかった録画機能が内蔵されるということで、当時はブルーレイとHDの勝敗が明確では無かったこともあって、思い切って録画機能が内蔵された42型のレグザを購入した。店員さんにも言われたが、色などの画質の差はお店では比較対照が多くあるので気になるが、家では1台しか無いことから、何となく気に入った画質のもので選択して良いし、録画等の機能も後から追加できるが、サイズだけは何ともしようがないので、置けるなら大きい方が良いとのこと。最初に家に42型が納品された時には何だか異様にデカく、画面も視野に全てが入りきらない感じで目がちらつき、これは余分な買い物をしてしまったかと思ったものだが、数日もたてば目が慣れてしまい、ヒトの順応性とは凄いものである。学生時代に殆どテレビを見なかった反動か、社会人になってからエラいテレビっ子になってしまった。今ではテレビの予約録画が一杯になるほどお気に入りの番組を登録し、2倍速やらCMを飛ばして視聴しまくっている。

前置きが長くなったが、その予約録画番組のひとつ、TV東京の「週刊ニュース新書」。日本経済新聞で主に政治記者を担当され、「歴代の政治家を観てきた職人」と自身を話される田勢康弘氏と大江アナとアメリカンショートヘアのま~ごがキャスターを務める。何やら一部で騒がれているセクハラ疑惑云々はさておき、田勢さんのゲスト政治家に分け隔て無く朴訥と自身のテンポで経験と知識を武器にぶれずに迫る姿や、国の行く末を真に憂う姿、一方で その表現方法にロマンとシャイさが感じられ、個人的には とても興味深い方である(人生の先輩に失礼な表現だが)。ベラベラと立石に水の如くニュースをまくし立て、したり顔でわかった評論をする毎夜毎夜のニュースよりは、新聞+週刊ニュース新書の組み合わせが今はとても気に入っている。週刊ニュース新書の構成は、前半ゲスト対談(時の政治家さん、先日は北野監督だったが)、最新ニュース、後半特集、最後に「あとがき」のコーナーが設けられている。日本が高度経済成長期にあった頃の名品と思しきセットの数々や、時に画面を駆け、観葉植物と音を立てて戯れる猫のま~ご、あとがきのコーナーがある辺りも緩急が効いていて良い感じである。先日のあとがきより、

英雄とは自分のできることをする人である。
凡人はそのできることをしないで、できもしないことを望んでばかりいる。
 ロマン・ロラン「ジャン・クリストフ」

管さんと鳩山さんを比較して、現実主義と理想主義、英雄と凡人を切り口にした素材として用いられた引用だったのだが、改めて 英雄とは そんなに輝かしいものではなく、身の丈にあった事柄を的確に処理できる人材であり、その身の丈を伸ばすための努力を惜しまない人材であり、その方向性を理解している人材であることを改めて考えさせられた。ともすれば、前からしている みんな言っている ○○のせいだ、など自分以外に問題をすり替えてグズグズ文句を垂れながら日々を消化してしまいがちだが、それでは何も変わらない。 こと仕事の現場ではワープや奇跡はあり得ない。方向性をもって日々の積み重ねを何時か結実。 …とは言え、いつも挫けて ぼーっとするか、言い訳をつぶやき回り道をしてしまう昨今だが、改めて自身を 基の路に促すための深いフレーズだった。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック