マクドナルド偽装事件

マクドナルドの4店舗(東京:早稲田・大塚駅前・新大塚・本郷三丁目)で売れ残ったサラダの調理日時のシールを改ざん偽装して販売をしていたとのこと。その他にも、賞味期限切れのシェイクの原料(シェイクミックス)やヨーグルトを使用した疑いもあるらしい。

両件ともに徹底した品質管理による安心・安全を売りにしてきたマクドナルドであるが故に一層 憤りや裏切られた感が強いように思うのだが、後者の賞味期限切れ原料の使用は明らかに食品衛生上も問題があり、前者のケースよりも相当悪質と思われる。

4店舗とも日本マクドナルド株式会社とフランチャイズ契約を結んでいた「アスリート社」が運営する店舗のようだが、テレビで見た謝罪会見の限りでは日本マクドナルド株式会社の原田泳幸会長兼CEOのみが出席をされており、実行犯のアスリート社の責任者の姿が無かったこと,CEOの言い回しにマクドナルドも被害者的なニュアンスを感じたことやアスリート社のある種単独犯的な説明は問題発覚(内部告発)からメディア公開までに要した期間等々を踏まえて、若干 無責任、危機管理意識の低さが伺えるようで適切且つ真摯な謝罪会見とは思えなかった。

いちマックOBとしては、確かに直営店では起こりえなかった事件だろうと思われるが、フランチャイズ店であれば そのオーナーの意識ひとつで儲けと品質管理のバランスが狂いやすい環境にあることは何となく想像に難くない。

ハンバーガーの作り置き期限(グループ内規定)は10分間であり、例えば12時30分に作られたハンバーガーを作り置きする場合は、そのハンバーガーの前に「8」(40分)の札を掲示する。35分になると札を裏返すことで、表示「8」が赤字になりカウンター側に積極的な販売と注意を促し、結局40分になっても売れなかったら そのハンバーガーはゴミ箱に捨てられる。たしか 僕が居た頃は ポテト7分、ナゲット20分だった(最近は電子レンジが入っているので分数は異なるかもしれない)。

売れると思って作り置きした前述のハンバーガーが残念ながら売れ残ってしまい廃棄処分をするとき、雇われサラリーマンの直営店の職員は「読みの誤りは反省材料だが、捨てること自体は品質管理の徹底であり『善』である」と判断するものの、相当狭い範囲(1~数店舗)での店の経営状態が直接自身の身にふりかかる、直営(本社)と比較すると零細なフランチャイズの職員が直営店の職員と同じような判断できるか否かは正直難しいところなのかもしれない。因みに、年齢・経験等から一概に比較することは難しいものの、(十数年前)直営とフランチャイズの職員給与格差は2倍近いケースも見受けられた。

更にフランチャイズ店舗のオーナーは日本マクドナルドの本社OBも多く含まれる。退職時の役位がフランチャイズ権を得るときの店舗規模(売り上げ)に影響を及ぼし、1店舗目の運営が上手くいけば2店舗、3店舗と店舗数を増やすことも可能なシステムである。当時は相当エラい人しかフランチャイズ店舗のオーナーになることができず、店長やSV(複数の店長を管理)、統括SVよりも はるか上の役位の方々がオーナーとして経営をされるため、本部とオーナーの指導関係は微妙にならざるを得ないような、「その時分は」ある種微笑ましい師弟関係も見受けられた。

ただ、今回賞味期限切れの使用が疑われているシェイク原料の管理自体は、発注・納期のサイクルも短く、店舗間でのやりとり(交換)も容易な原料であることから 管理が難しいジャンルの作業では無く、もし これが事実であるとすれば やや能力に欠けた人材がマネージャー職(アルバイトMGR・大学生MGRも存在する)に就いていたことは間違いなく、このことも ひとつの問題点なのかもしれない。

岡山市内のマクドナルドも実は大半がフランチャイズ店舗である。前述の本部OBが運営する店舗もあれば、スポーツジム運営会社が経営をしている店舗もある。幸い僕が知る限りでは多店舗化に成功されたり、地域密着型の店舗づくりに邁進されたり、頑なに美味しいと言われる手間がかかる製造工程に敢えて拘るオーナーさんなど 皆さん個性派で優秀な経営者さんばかりで、少なくとも岡山では従前通り厳格な品質管理が今も徹底されているものと僕は信じている。

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