岡山発 新潟県中越沖地震支援活動

台風4号の行方と被害が気になっていたところ、よもや5年前と同じ新潟中越地方で大規模な震災がおきようとは夢にも思わなかった。せっかく「復興」から「前進」にシフトしようとしていた矢先の災害であり 何ともいたたまれない想いで一杯である。前回は震災後に厳しい冬を迎えて雪による二次災害も深刻だったが、今回は震災後に厳しい夏を迎えることから 前回とは違う対策も必要になってくるのだろう。特に避難所である体育館等は、寒い場合はストーブや着込むことで何とか対応できるが、暑い場合は電源や天井高などの問題から、ドア全開で扇風機程度の対応しか考えにくく、中は蒸し風呂状態で脱水の危険性も高まることだろう。今日のラジオでは梅雨時期だけに食中毒の危険性を新潟県が訴えていた。清潔の基本である手洗いに必要な水が不足していること、また 粉ミルク等に必要な清潔な湯の入手と保管、煮沸等による最低限の滅菌作業も大変な困難が予想され、小さい子を持つ親としては他人事とは思えない。他にも仮設トイレが和式しかなく、高齢者が中で転倒したり、排泄がうまくできなかったりするケースも生じているようだ。ポットン式だけに床が高く、移動式なのでスペースも狭いなどの問題を解決した「洋式 手摺・スロープ付きバリアフリー仮設トイレ」の開発が待たれるところだ。折角の教訓が活かされないと、今現在 避難されている方々の困難も より一層 報われないような気がする。

岡山からの救援・支援活動も活発化しているようだ。もはや定番となった日赤岡山・AMDA(老人保健施設協会)・国際貢献大学校 等々。日赤は医療器材を積み込んだ大型救急車にDrを含む医療スタッフを乗せて震災当日には岡山を出発していた。AMDA・老健協グループは被災地の福祉施設に介護スタッフを派遣することにより、被災地特例として定員を超えて福祉施設が受け入れを行っている被災高齢者への対応と、被災した現地の介護スタッフの代替え要員としての一石二鳥を狙った支援を行っているようだ。国際貢献大学校は被災地からオーダーがあった救援物資を整理して現地に複数回的確に届ける物資面を中心とした支援を、学校が組織したボランティア救援隊を中心に行っている。それぞれの専門性と持ち味を活かした活動が岡山から活発に行われることは、岡山県民がそれを物心両面から支援している証であり、素晴らしいことではないかと思う。

1995年(平成7年)1月に発生した阪神淡路大震災は、発生直後から多くのボランティアが現地入りし、様々な救援物資が日本はもとより世界から現地に贈られたことから、この年を日本における「ボランティア元年」と称しているようだが、阪神淡路大震災から10年以上が経過した現在、ボランティア活動自体や受け入れも、当時から比較すると随分整理が進んできたように見受けられる。折しも2004年の新潟県中越地震の頃までは、誰もが彼もがボランティアとして現地入りし、何でもかんでも救援物資として現地に送ることが「是」であるという考え方が主流だったが、それ以降の災害では 被災地の現地対策本部が状況把握をしっかり行い、必要人材・必要物資の把握と公表を行い、必要に応じた受け入れ(コーディネート)を組織的に行うスタイルが主流になっているようだ。「善意」と称する救援物資の中には、家でいらなくなった使えない衣類や布団類が送りつけられたり、仕訳されることなく被災地に大量に名もない物資が送られることで救援物資が滞留し、折角の復興要員としての手数が仕分け作業に手がとられ、結局 仕訳作業が終わる頃には救援物資の必要性が下がっていたり、震災ボランティアをお祭りやイベントと勘違いして集団行動ができない身勝手なレスキューファンタジーの登場(集合)などが、現在の現地対策本部発信ニーズ対応型の支援スタイルへの変換を押し進めたようだ。

今回の被災地に対する 折角の皆の善意が、対策本部のリーダーシップと支援専門家たちによる的確な活動により うまく被災者に届き、円滑且つ安全に復興が押し進められることを期待したいと思う。因みに前回の新潟被災時には(僅かながら)カイロ5千円分の提供を行った。今回は少額だが救援金の提供を行おうと、現在 提供先の検討を行っている。

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