朝青龍がんばれっ!

正直 熱狂的な相撲ファンという訳ではないが、ここ数日の朝青龍をめぐる報道は否が応でも耳に入ってくる。その前の相撲ネタといえば、岡山出身の高見藤のパチンコ借金引退を思い出し、これはこれで岡山県民としては非常に暗いニュースだった。

しかし 今回の朝青龍に対するマスコミ(ワイドショー)の反応は何故あれほど熱狂的に厳しいのだろうか? 本場所を病欠のうえ、無断でモンゴルに帰国し、挙げ句の果てには(モンゴル政府の依頼とは言え)サッカーに興じていたという事実は確かに強く非難をされても仕方がないものと思われるが、それ以降 精神的に不安定になり 医師による精神疾患の診断が下った事実に対してまで 強い非難を浴びせることについては如何なものだろうか。

朝青龍は現在 精神疾患を有した患者さんである。

横綱の立場は患者の立場よりも優先されるのだろうか? 高砂親方が朝青龍を見舞ったことについて、弟子が親方にお詫びに伺うのが筋で、親方から弟子を見舞うとは筋が違うなどの論調もあるようだが、とりあえずの詫びは相撲協会にも帰国直後に行っている訳で、上司が部下の病状を見舞うのは当たり前の「優しさ」のように思うのだが如何なものだろうか。そして、患者さんの病状が少しでも良くなる可能性があるのであれば、今すぐにでも より良い環境にて治療を受ける権利を患者さんは有しているはずであり、誰しもそれを阻害することは出来ないはずだ。ここは是々非々で割り切って考えるべきところだと思うのだが、どうも僕の考え方は少数意見のようだ。

何となく今回の論調は、日本人の精神疾患(うつ・認知症・統合失調など)に対する認識の甘さというか、無理解や冷たささえも感じさせられる。患者にとって一番辛いことは、自分自身の疾患を周囲に理解して貰えないことである。このような社会的風潮がある限り 閉じこもりや いじめの問題が根本的に解決することは難しいようにも思われる。

「横綱」に対して日本古来の国技としての神聖且つ厳格な ある種の筋道や魂を求める気持ちはわからなくもないが、現在の幕内力士42人中13人が外国人力士であり、13人中7人がモンゴル出身者である事実や、スモウ・レスリング ファンが全世界に存在し、試合が各国にて放送されている事実は、日本人が思う以上に相撲が日本人だけのものでは無くなってきていることを示しており、今回の朝青龍の件も単なる国内問題という認識と解決方法では、(個人的には)配慮が欠けているような気がする。持ち上げるときは散々持ち上げて、ふとしたきっかけに叩くときには手の平返しで徹底的に叩くだけ叩く風潮は あまりにも信念がなく大人げないような気がして好きにはなれない。独り横綱を長きに亘って守った功績だって小さくは無いはずだ。後がない横綱に昇格させた以上、朝青龍が横綱であり、昇格後に朝青龍に横綱らしくなって欲しいなどと型に填めようと躍起になる姿や、本人や親方だけに責任を求める姿にも違和感を感じる。それは相撲協会に対してだけではなく、ファンにも マスコミにも同様である。

何れにしても朝青龍は 今 病気を有した患者さんである。そのことに配慮した報道や解決(治療)が行われることを期待したいと思うし、それらの配慮を受けて病状が回復した後は 今まで以上の活躍を 「横綱:朝青龍」に期待したいと思う。

(本人に届くことはないだろうが・・・) 頑張れっ 朝青龍!

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  • 師匠と弟子

    Excerpt: まいどっ!Tommy-Kです。“弟子は師匠の言うことを聞くべき”だと思います。特に、礼儀作法などに関しては。 Weblog: Tommy-Kの四方山散文帳 racked: 2007-10-31 21:49