陽気なギャングが地球を回す (伊坂幸太郎さん)

休みの日に、テンポの良いハリウッド映画でも見に行く感覚で、ワクワクと一気に読み切って楽しむには最高の1冊である。

ギャング=銀行強盗であり、そのメンバー4人組がそれぞれに強い個性を持ち、メンバー同士のコミカルな掛け合いも非常に楽しい。因みにメンバーは、人の嘘を必ず見抜くことができる冷静沈着な公務員(リーダー)、内容の無い演説が得意な喫茶店のマスター、正確な体内時計と運転技術を有する主婦、非常に高いスリ能力と強い好奇心を有するニュージーランド好きな若者の4名である。ストーリーも単に時系列に書かれているのではなく、時間や場所もバラバラに描かれ、いろいろな箇所に伏線を張りながら物語は進行していくが、読み進めるのに苦労するほど複雑ではなく、エンディングに向けてテンポ良くひとつに結びつけていけられていく技法は、伊坂さん独特のものがあって興味深い。

紹介している「陽気なギャングが地球を回す」は2003年に書かれ、出演:大沢たかお・鈴木京香、監督:前田哲で映画化もされている。続編として、2006年に「陽気なギャングの日常と襲撃」が出版されている。

シリーズもので、当たり前だが登場人物が同じであり、問題解決の手法が同じ手口であることから、1冊目ほどの感動(スリリングさ)は 残念ながら2冊目からは得ることができず、何となくこれも伏線か、あれも伏線かとエンディングを推察してしまい、結局ストレートにその推察が当たってしまう可能性が高いので、2冊目への過度な期待は難しいかもしれない。

賛否両論あるところだろうが、個人的には(最初に読んだこともあるのだろうが)話しのオチとしては、日常と襲撃の方がより現実的で面白かったような気がする。




(何故かamazonにて日常と襲撃のリンクが作れなかったので地球を回すをリンクしました)

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック